頭サビ9割

頭サビ9割

〜自分と向き合う時間〜

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解き放たれた気持ちよさ

Water, Lake, Swim, Swimming Pool, Pool, Blue, Leisure

・超きもちい、ということば。

オリンピックという舞台は4年に1度しかない。その舞台に立つために、日本選手権などの選考会に出て成績を残す。そして日本の代表になったとしても、予選で結果を出す必要がある。ここまでは、まだ通過点だ。決勝という場で、4年間の集大成として、最高のパフォーマンスを発揮する。

そのような過程を経て1番になれたとき、初めてに出ることばはなんだろうか。北島康介はすごかったね。<きもちいい。超きもちいい。>溢れるばかりの開放感と高揚感を、その時の心情ぴったりにことばにしたんだよ。ふつうインタビュー用にかしこまった感謝や、月並みのふりかえりになるけれど、彼はちがった。

1番になることは、圧倒的な実力だけではなく、そのときのツキだって必要さ。北島がハンセンやオーエンをやぶって1番になっときも、そこまでの差があったようには見えないんだな。本当に最後までわからない、といった状況だった。きっと北島はその僅差のライバルを意識した緊張感で4年間を過ごしていたから、ほんとうに解き放たれたんだ。ただただ、気持ちよかったんだ。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。解き放たれたときに1番しっくりくることばは「きもちいい」。