頭サビ9割

頭サビ9割

〜自分と向き合う時間〜

MENU

表層だけをかっさらうような、発言をしていないか。

white powder on brown textile

学生のとき、文系のぼくが社会に出て”売れる”ための活路は英語であると本気で思っていた。だから海外で留学したり、インターンをしたりして、英語を使って仕事ができる準備をしたんだな。結局のところ、ぼくは海外とは全く関係のない世界で必死になっている。

英語を話していたときを思い出すと、そのコミュニケーションにおいて「英語を話している」という高揚感があった。しかし心の奥のほうでは、自分の本音が言えていないような、感覚もあった。

英語は母国語とは比べものにならないほど不自由である。「It is so that 構文」といった決まったフレームや「If anything〜」のような決められた英熟語のように、はじめに形ありきで、当てはめるように言葉を選んでしまう。すると、少しずつ本当の思いとはズレていく。

表層だけをかっさらうような、発言をしていないか。深層の想いに触れることののない発言を、学生時代の英語だけでなく、社会人になった現在もしているのか。日本語でさえ、それっぽいことを言っているときは要注意だ。そのことばをいうだけで、話が進んでしまえば、自分の想いを乗せずに楽をしてしまう。

それだと、相手からしても想いが見えないし、自分にとってもストレスになる。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。早く寝なければ。